10年ぶりの撮影&編集(DSLRとNon-linear)

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機材や設定の備忘録です。

マルチカメラを使うチャンスだと、市内のダンス公演を撮りに行きました。カメラは3台。【広角】(35mm換算)30mm/【標準】(35mm換算)50mm/【望遠】(35mm換算)90-350mmという構成。広角と標準は固定で、望遠は手持ち。(Panasonic LUMIX GH2 + 15mm F1.7GH2 + 25mm F1.4GH3 + PZ 45-175mm F4.0-5.6) 10年以上前のカメラと、中古価格2~3万円の安レンズ。

Panasonic LUMIX GH2 GH3

レンズのルールを踏襲し、全体を写したい場合は被写体から離れて、寄ってアップを撮りたい場合は被写体の近くに行く、というカメラ配置によって、編集の際に無理なくつなげることができた。

音はPCMレコーダー(ZOOM H5XYH-6)で、別に録る。現場はスピーカーの音がステレオで聞こえていたわけではないのだけれど、会場の反響でモノラル音が左右に拡がって、ステレオの音場が録音できていた。

ZOOM H5 SONY ECM-672

メインの手持ちカメラに、指向性マイク(SONY 民生用 ECM-672)をつけて、音のおさえにした。これが多くの声をひろってくれて、助かった。カメラ3台と録音機1台で、音は4種まわっていた。(結局、引き2台のカメラの音は使わず)

GH2は、Hackして、bkmcwdさんの GOLGOP3-13A2 を使った。3GOPQ13in-camera-playback 可能版。24fps。4GBごとにファイルが SPANNING されるが、そのままだと 3GOP のためコマが飛ぶ。コマンドプロンプトで Binary 結合する bat ファイルをつくり、結合処理。カメラ3台の色温度は 昼光 で固定し、絞りも F4.0 で固定したが、トラブルを恐れて、フォーカスを AF にしてしまい、失敗……。何に反応するのか、ときどきフォーカスを合わせ直す。手動にするべきだった。

電源ノイズが恐かったので、AC は使わず、Anker のモバイルバッテリーからの変換で対処。チャージの早さで云うと、makita の電動工具用リチウムイオン電池が最強かも。

私のノンリニア編集は、SD時代で止まっている。Final Cut ProPower Mac)を使っていた (Windows機には、Canopus EDIUS)。今回は、PCに入っていたCS6の、Premiere Pro で作業。カット編集を終えてから、もっと効率の良い方法はないかと、ヤフオクやメルカリで解説本を入手。昔の本も復習する。むずかしいことはやめて、After EffectsAudition は使わず、Premiere だけで完結させた。

Premiere After Effects DaVinci BOOKS

マルチカメラの編集は、とにかく楽しい。自分が映像好きだと、再認識する。アクションつなぎの心地よさ!!

そのあとに続く、カラー補正整音は、あまりに仕事仕事していて、うんざりした。昔は、編集スタジオや録音スタジオで技術者に任せてしまっていたのだから、これは自分でやる作業なのか? と思う。カット編集 1/3、カラー補正 1/3、整音 1/3 くらいの作業量だ。

音の作業は、どのアプリケーションが良いか? 昔の Pro Tools が使えないかと、引っぱり出す。オーディオ I/F とセットになっていた頃のもの。

Pro Tools LE M-Powered

LE 5.1 は「ME98 Second Edition じゃないとダメ」と叱られ、M-POWERED 7 は「XP じゃなきゃダメ」と叱られる。iZotopeAI によるノイズリダクションが凄くて、試しに、RX 8 Elements を買ってしまう。ミキシング用に「物理フェーダーが欲しいなあー」とヤフオクへ。この PreSonus FADERPORT Classic は、Premiere じゃ使えないけど、Ableton LiveAudition で使えた。モーター駆動フェーダーは(「シュッ」と自動で動き)自己満足度高し!! 結局、整音も Premiere で済ます。

PreSonus FADERPORT Classic

DaVinci Resolve も触ってみるが、今回は、Premiere での作業にとどめ、深入りを避ける。いまだに Adobe CS6 なので、Creative CloudDaVinci Resolve にしないと、iZotope などのプラグインが使えず、悩みどころですね。

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