検証)1/3ずつ書く『複眼の映像』より
橋本忍さんの『複眼の映像』に、1/3ずつ書くという記述がある。全体を作ってから書くのではなく、展開の可能性を残すためと、書いてみないとわからないという理由から、1/3ずつ箱を書き、1/3ずつ書き進める。
シド・フィールドとアンチ
シド・フィールドの『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』を読んで驚いた! 脚本を書くにあたって、最初に決めるべきは、クライマックスだと言うのだ。
自分史)『麦秋』から三幕構成へ……
今から20年ほど前、最後の自主制作8mm映画をつくっていたころ、頭の中に漠然とあったのは、小津安二郎監督の『麦秋』だった。
クライテリオン版『隠し砦の三悪人』
カセについて考えていたら、急に『隠し砦の三悪人』(1958)が観たくなった。カセ(枷)とは、「ドラマを盛りあげるための関係的要素」。