2012年映画ベスト/韓国脚本力!!
早いけど、今年はもう決めてしまいました。
2012年映画ベスト
1) DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る(高橋栄樹)
アイドル論として傑出している。……「フライングゲット]」が「空飛ぶ強制収容所」に聞こえる凄まじさ。
2) 桐島、部活やめるってよ(吉田大八)
状況はあるが、ドラマは無い。語り尽くさない、プッシュしない。
状況を感じさせること、観客に主体的に読み取らせること、に成功した稀有な作品。
(……私にとっては、映像制作は確かにルサンチマンだったかも知れないね)
スクールカーストは、『ミーン・ガールズ』(脚本:ティナ・フェイ/2004)がドラマとして上手く仕上がっていたと思う。
3) ハロー!? ゴースト(キム・ヨンタク)
号泣した。二度目に見直すと、伏線として無駄がない。ミスリードは確信犯ダッ。
4) 高地戦(チャン・フン)
ドキュメンタリーテイストの先行作品を凌駕し、アジア的ベタさの加わった、新しい戦争映画。
5) The Beaver/それでも、愛してる(ジョディ・フォスター)
ハリウッドの底力。監督経験者が主役だし、役者の質が高すぎる!!
『それでも、愛してる』は、2008年の「THE BLACK LIST」に掲載されました。
次点(公開順)
- ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(スティーブン・ダルドリー)
- ドライヴ(ニコラス・ウィンディング・レフン)
- アメイジング・スパイダーマン(マーク・ウェブ)
- おおかみこどもの雨と雪(細田守)
「物語力」と「企画力」で、どれだけ信念をもち、腹がすわってブレないかが、大事だとツクヅク思う。