エンドクレジットで唄え!!
溜まっているビデオやDVDを消化しながら、『マルモのおきて』(フジテレビ/2011)を観ましたが、やっぱりこのエンディングは楽しい!! こういうエンドロールって、手間がかかっているよね。
一昨年に流行った、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS/2016)も楽しかったぞ。
その前の『映画 ビリギャル(学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)』(土井裕泰/2015)も良かった。
エンドクレジットで唄う作品に、ハズレ無し!!
……という法則は、成り立つのではないだろうか。
そもそもの先駆けは、大林宣彦監督の『時をかける少女』だ。
エンドロールで唄うためには、チームワークが必要である。
本編の付属物である、このおまけ部分に人々を集める動機づけのためには、
この作品を良いものにしようという共通意志と、良いものになるという事前の確信が必要になる。
その説得力がなければ、キャストもスタッフも動かない。
エンドロールに一堂が会し、モンタージュされた唄なりダンスなりが配置される作品は、
良作であることが確約されている!!
(だって、駄作を観せられたあと、出演者たちが勢揃いして楽しそうな顔を見せても、観客はシラケるだけだもの)
私の好きな作品では、(これは唄ってないけど)『スラムドッグ$ミリオネア』(ダニー・ボイル/2008)とか……、(これが一番、元ネタの『ジョアンナ』(イギリス/1969)に近いよね)
チームワークの良さで、『チアーズ!(Bring it on)』(ペイトン・リード/2000)とか……、
“ 唄う ” とはチョット異なるけど、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』(マキノ正博/1939)も、祝祭としての映画づくりを表現した、素晴らしいエンディングだと思う。