
映画の記憶……「 小・中・高〜80年代」
初めて観た映画は何だろう? 記憶では、親戚の家でいとこにもらった割引券がキッカケだった。その映画は『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968/大映)。

サイレントは豊かで楽しくて弾けている
友だちに「シナリオって何を読めばいい?」と訊いたら、シナリオ講座を受けたことのある友だちは、新藤兼人さんが、「山中貞雄と伊丹万作と伊藤大輔を読めと言ってた」

映画に大事なのは、残酷であること
映画において大事なのは、生きてゆくことの 残酷さ に向きあうことではないか? 心に残る映画が、残酷 であることを決定づけたのは、木下惠介監督の作品群だった。

ジジイにだまされるな!!『東京物語』
『東京物語』で、笠智衆は、最後にひとり、取り残される。それは悲劇である。しかしその原因はどこにあったのか?

俺の青春映画『サード』『帰らざる日々』
映画『ゴールデンスランバー』を観た際に気になった役者がいた。どこかトボけていて、スローモーな動きなのだが、妙な存在感がある。

アジャーニの七変化『ポゼッション』
私が最も偏愛する映画、好きな映画は? と訊かれて答えるタイトル、自分にとってのカルト、それがイザベル・アジャーニ主演『ポゼッション』だ。

『銀河鉄道999』は『約束』の焼き直し
『宇宙戦艦ヤマト』から始まったアニメブームは、麻上洋子から始まる声優ブーム、そしてコロンビアレコードのアニメ歌手たちを巻き込み、拡大していった。

『地獄の黙示録』とストラーロの傲慢
昔、ビデオといえばスタンダード・サイズ(縦横比/4:3)だった。『地獄の黙示録』も、4:3のスタンダード・サイズに置き換えねばならない。

『ロッキー』マークタイトルはどれだ?
私の映画館通いを決定づけたのが『ロッキー』である。公開は中学時だったが、実際に観たのは高校生になってから。学校近くのボロボロになった、三番館くらいの映画館で観た。