
ミスリードとは嘘をつくことなのか?
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』は、映像の美しさと、知的な接近遭遇の描写で、おもしろく観た。しかし、“話” に違和感を感じた。

戯曲の豊かさ/映像の偏狭さ
日本劇作家協会が、2000年代に翻訳し出版した劇作のHow-to本、『現代戯曲の設計 劇作家はヴィジョンを持て!』を読んで、ガク然とした。

ブラックリストでHollywoodの“好き”を追え
Hollywood の映画会社や製作プロダクションのエグゼクティブたちによる、まだ制作着手されていない映画脚本の人気投票 “The Black List”。

原稿用紙は格子枠(ルビなし)が好き
原稿用紙は、らくがき用に、ひんぱんに使っていて、目障りでない“格子枠(ルビなし)”が好きだ。

ハリウッドの基本的教養に頭がさがる
アントン・チェーホフの短篇集を読んでいたら、興味ある描写に出会った。スタローンは、チェーホフを読んでいて、スケート場のシーンをイメージしたのか??

36の劇的境遇……は使える
ジョルジュ・ポルティ(Georges Polti 1867-1946)の「36の劇的境遇」(thirty-six dramatic situations)は、劇作に登場する全シチュエーションを分類・整理したものだ。

検証)1/3ずつ書く『複眼の映像』より
橋本忍さんの『複眼の映像』に、1/3ずつ書くという記述がある。全体を作ってから書くのではなく、展開の可能性を残すためと、書いてみないとわからないという理由から、1/3ずつ箱を書き、1/3ずつ書き進める。

シャレードは生き残れるか?
新井一さんの『シナリオ通信講座 課題とテキスト』を読んでいて、はたと膝を打つ、画期的な教えがあった。

資料)1965年のシナリオ作法書by新井一
シナリオセンターの新井一氏が『シナリオの基礎技術』を世に出す前に、月刊シナリオ誌で「どんな本を読んだらいいか」と題したシナリオ作法書の紹介を連載していた。